13時間練習法をご存じであろうか。
イラストレーターのさいとうなおき先生がユーチューブの以下の動画で紹介されているイラストの練習法です。
13時間ひたすらラフを描く!ラフを描き続ける。イラストを仕上げずに書き続ける、という方法です。そして、13時間後には線がうまくひけて、無敵状態に入るらしいです。
この3連休の中日にやってみようと思い立って、やってみました。
まず、この13時間練習法をやる前に目標と予定を立てました。
目標
①BL本のネタ出し=雲田はるこさんの絵柄をまねぶ(学ぶ・真似る)
②ムラマサイラスト集のネタ出し=luさんの絵柄をまねぶ
③ツイッターアイコン・ヘッダーのラフをかく
④クリスタと和解せよ
大目標:今の力で描けるか描けないかは別にして、描いてみたいアングル・シチュなどをどん欲にラフに出し切ってみる、アイデアを出し切る
→何が描けるか、描けないかの問題点・課題を見つける。自分ののばせるところを発見する。
計画と記録が両方載ってるので、ご覧いただいたらわかるかと思うのですが、結果から言うと大失敗です。(14時間何かを描き続けただけでも成功とも言えるんですが…)
「ラフを描き続ける」という大前提がふっとんでいます。
ラフを描くための準備運動、インプットは必要ですが、後半の写真トレス(絵柄は寄せながらですが)なんかは完全に逃げです。ラフが思い浮かばない。描いても棒立ちしか出てこない。ポーズ集を見てもなんかこれちがう。とりあえず、手を動かしていただけです。予定とは何だったのか。
最初のほうはポーズ集などを見たりしてアナログで描いていたのですが、クリスタと仲良くならねばとデジタルに変更。デジタルになったところで、浮かばないものは浮かばないのですが。
このあたりで、パレット団で13時間練習法をされているかたが集まるチャット部屋に入りました。内容がBLだったので、進捗をお見せできず。(途中から大丈夫な絵柄に変えたので、ライブ配信もした)
とりあえず、お見せできるものでなんとかできたものです(右上のやつだけ模写です)↓
私の迷走っぷりがこれだけでも伝わるかと思います。そして、バストアップばっかり、固い胴体…。目標だったツイッターのヘッダー画像のラフ(最初にあげてた絵)がなんとかできただけでも、まあ、ええか……
とりあえず、「今の力で描けるか描けないかは別にして、描いてみたいアングル・シチュなどをどん欲にラフに出し切ってみる、アイデアを出し切る」という目標は途中で諦めちゃったね…自分の引き出しの無さを痛感するしかない…
ちゃんとラフを描き続けなかったからなのか、さいとう先生が仰るほどの「無敵状態」には至れませんでした。これは、最近原稿で締め切りに追われて「無敵状態」に近い状態を体験してしまっていたというのもあるかもしれません。(そういわれると、締め切り前は13時間でなくてもまあまあの長時間絵を描いていることになる)
あと、これはマンガ向けの練習ではなかったのかもしれない。1枚絵向けの練習かもしれない(言い訳)
しかし、13時間目~の色塗りドローイングは楽しく色を塗れました(塗った絵は別記事に投稿しました)。少しはクリスタと和解できたかな。まだまだ分からん機能ばっかりなんですけど。折角買ったiPadをもっと活用しないとな。
課題
①アイデアの引き出しが少ない(普段からアンテナをはろう)
②ポージングが貧弱、動きが硬すぎ(胴体が苦手、人体の理解を深めよう)
③デジタルでのカラーラフをもっと取り入れよう(色関係全般)
④目標を見失いがち(計画だけは壮大)
⑤マンガ描きたいのか、イラスト描きたいのかなんかボヤボヤしている(根本的問題)
発見・成果
①デジタルでトレスすると楽しい(脳死)
②写真をカラー模写すると、線画のみよりも自分の頭に入る情報量が格段に上がる
③ずっと手を動かしていると線もちゃんとひけるようになった気がする
④仲間がいると楽しい(チャット入ってなかったら折れてたかもしれない)
⑤課題山盛りという発見。失敗も糧になるよきっと(希望)
⑥やりきった達成感(とりあえず頑張ったよね)
これからやる人にアドバイス的なもの
①予定・目標は立てたほうがいい
②資料も準備しておいたほうがいい
③時間をはかるアプリを使うと便利
④無理はしない
⑤失敗も学びになるから気にしない
なかなかできない体験ができたので良かったです。またやりたいかと言われたら、うーん、いつかリベンジはしたいですよね、その時はちゃんとラフしか描かない人になってたい。
やっぱ無理やり詰め込むのはよくない。こつこつじっくりと積み上げていくことが大切だなっと思います。ホンマ、これ。
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